楽譜が「読める」と「弾ける」の違い

鍵盤画像
🔷楽譜を感覚的(右脳)に捉えよう!

楽譜を読む時「んー、これはト音記号だからドかな、そして次はレ」みたいな感じで読んでいませんか?
たいていの方はそうなってしまいますよね。
もちろんドレミのように音名を読むことは大事です。でも大変ですよね。
そうやって楽譜を「読んで」いるうちに面倒くさくなってピアノから遠ざかってしまうことありますよね。
そんな方達のために楽譜を読みやすくする方法があります。「速読譜」と言って楽譜を視覚的に捉えていきます。

メロディのほとんどは3度以下の音程で出来ています。
統計を取るとメロディの70%くらいは、同じ音、隣り合っている音程、ひとつ飛ばしの音程になっているそうです。
ということは3度以下とそれ以外の音程を見分けられれば簡単に弾けるようになります。

その方法と練習法を説明します。

楽譜上のメロディの流れ(音程)をステップ、スキップ、ジャンプの三つに分けて捉えます。
ステップは隣り合っている2度の音程です。
スキップはひとつ飛ばしの3度の音程です。
それ以上に音程が飛ぶ場合はジャンプです。
(同じ音程は鍵盤上を指が移動しませんので分類しません。)

ピアノは音階が左から右へひとつずつ移動しますよね。(調記号があるならそれに従えば同様)
ということは、あなたがメロディの基点となる音に指を置いたら後はスキップするところやジャンプするところだけ気をつけて、楽譜の上がり下がりを山の稜線のように視覚的に捉えればいちいち音名で読まなくても楽々弾けるわけです。


🔷ステップの例(ステップはドとレのように隣り合った音階です。)
下の楽譜「喜びの歌」のメロディはステップの例です。この曲の主題はほぼステップだけで出来ています。

喜びの歌
🔷スキップの例(スキップはドとミのように一つ飛んだ3度の音階です。)
下の楽譜(バイエル)の上の段3小節目までスキップの例です。
五線譜の隣り合った「間」から「間」、「線上」から「線上」へ音符が移動しているのですぐにわかります。
4小節目はステップの音程で下がっていきます。慣れてくると視覚的に(音名を読まずに)捉えられるようになります。鍵盤も見なくて済みます。
SkipStep


🔷ジャンプの例(ジャンプはドとファのように4度以上飛んでいる音階です。)
下の楽譜(バイエル)の上の段1小節目最初の音程がジャンプ(5度の音程)の例です。
ジャンプは他にも4度、6度、7度などいろいろなバリエーションがありますが、それほど頻繁には出てきません。
図のように度数を書き込んでおくとハーモニーの練習にもなり一石二鳥です。

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🔷練習法の例



楽譜に、スキップの音程にはに赤線のアンダーライン、音が4度以上飛んでいるところ(ジャンプ)には青線を書き込むというように自分の分かりやすいように印をつけましょう。アンダーライン以外は隣り合っているわけですからとなりの指を安心して弾いてください。

慣れてくるとステップ(2度)とスキップ(3度)が楽譜の流れの中で楽に見分けられるようになります。
そうしている内に音符と鍵盤の関係が感覚的に分かるようになります。ドレミを読まなくても自然に指が動きます。

弾けると楽しいのでどんどん上手くなっていきます。

じゃあ左手の伴奏はどうするの?

それもチャンと対策があるんです。

次回は「曲のモチーフを読み取れば楽に弾ける」です。