上手く弾けていない時に叱咤するのは最低の指導です


「集中」と「リラックス」の関係

スポーツでも音楽でも良いパフォーマンスをするためには
「集中」と「リラックス」の関係について考えることが必要だと思います。

多くの人は集中すればするほど良い結果が得られると考えがちですし、「集中」するために「緊張」が必要だと考えがちです

ですが、それは間違いです。

何より大切なのは「リラックス」です。
「リラックス」というのは、「緊張」を解くという意味ですが、「集中」しないという意味ではありません。

逆に「緊張」は「集中」を阻害します。
「集中」するためには「リラックス」が必要で、「リラックス」を助けるのが「集中」です。

スポーツを例に取ると分かりやすいと思います。
例えばエンジェルスの大谷翔平選手やバルセロナのメッシが良いプレーをする時、体に余分な力が入っていません。プレイを楽しんでいるかのようにさえ見えます。ですが注意散漫な感じはまるでなく、
集中が研ぎ澄まされているけれど、リラックスしている、そんな印象を持ちます。


ピアノ演奏でも、自宅で練習する時には全く問題なく弾けるのに、
人前や講師の前などでは実力が出せず、普段間違わない所さえミスをしてしまう。
そんな経験ありませんか?

失敗する時は大抵力が入りすぎています。(緊張しています)
リラックスがないので集中出来ず、自分のプレーを客観視出来ていません。

何より楽しんでいません。

ミスタッチすることは、そんなに悪いことなのでしょうか?

生徒さんが上手く弾けていない時に、叱咤するのは最低の指導です。
「緊張」を生むからです。

僕は「もっと、もっと間違えて下さい。そしたら何が苦手かハッキリして却っていいでしょう?」
と言います。

すると途端に良い演奏に変わることがあります。

リラックスと集中の関係と重要性を理解すると演奏が変わります。


中村 浩


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電子ピアノvs電気ピアノvs生ピアノ②

第二回 電気ピアノ

電気のピアノは1960年頃より大変ポピュラーになったピアノです。
簡単に言えば電気で音源を増幅させて鳴らすピアノです。
エレキギターをイメージして貰えればいいと思います。
弦やトーンジェネレーターなどを内蔵していますので、電気を通さなくても小さく音は鳴っています。
電気で音量を増幅出来るということは、大きなアンプ、スピーカーを使えばいくらでも大音量が可能ということになります。
ちなみに電子ピアノは電気を通さないと全く音が出ません。

ポピュラーやロックなどの音楽が人気になるにつれて、大会場、野外ホールやスタジアムなどでツアーを組むバンドが増えていきます。
繊細で持ち運びに不向きなコンサートグランドピアノより電気ピアノの需要が高まりました。
また作曲の段階から電気ピアノを使用しレコーディングに用いるのが普通になっていきます。
「ローズ」「ウーリッツアー」「CP80」などは、どのコンサートでも当たり前に見られるようになりました。ポピュラー音楽を聴いている人は必ずと言っていいほど耳にしているはずです。
生ピアノでの代用ではなく完全に一つの楽器として愛され続けています。
「Stuff」 の「My Sweetness 」を聴くと、この爽やかな風のような曲風は生ピアノでは出なかっただろうなと僕は思います。「軽音楽をあなたに」のテーマミュージックでした(古)
https://www.youtube.com/watch?v=Pi2IG1EmNlI

現在でも多数の機種が人気でポップスの録音などに使われいます。
ある意味、生ピアノ以上に浸透しているかも知れません。

変わり種として、日本製「コロムビア・エレピアン」があります。
実は僕も持っていました。当時アパート住まいだったので気兼ねなく練習出来るのは本当にありがたかったです。電子ピアノが登場するなんて思いもしなかった頃です。音の印象はあまり覚えていません。調律が大変だったのは覚えています。^^;;

電気ピアノは調律やメンテナンスが必要です。もし今買うことが出来たとしても、その辺は考慮する必要があります。

次はついにお待ちかね電子ピアノ!です。


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