アドリブって何?

よく耳にする「アドリブ」一体どういうものなのでしょう?


日本語にすると「即興演奏」ですね。

その場の流れや雰囲気で瞬時にフレーズを生み出すことで、よくドラマや舞台なんかでも「そこはアドリブで..」みたいな演出をすると聞きます。
もちろんデタラメをやっていい訳ではありません。むしろ非常にセンスのある人でなければやらない方がマシとも言えます。

即興演奏はジャズなどでは広く認められていますが、クラシックの方面ではあまり浸透していません。
楽譜を何より一番だと考えるピアニストや教師は少なくありませんから「譜面をいじるなんてて100年早い!」と怒られるかもしれません。
確かに先人の偉大な遺産を大事にするのはとて大切なことです。

ですがベートヴェンだろうとモーツァルトだろうと皆演奏会では即興演奏をしていました。
レコードのような録音が可能になるまで演奏家は自由に自分の楽譜を膨らませていたのです。

そして、そのことが作曲家をよりクリエイティブにし、洗練させたのではないかと僕は思うのです。

音楽を深く理解していないと即興演奏はできません。
即興演奏とはジャズのようなスケールフレーズを奏でることだけではありません。
和声やメロディやカウンターメロディをさらに深めて「Something New」を生み出すことです。

クラシックの教育の中にもっと「即興演奏」が見直されてもいいのではないかと思っています。

次回は「アドリブ」と「インプロビゼーション」の違いを考えます。

中村

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