ピアニストの傷みと故障①

ピアニストの傷みと故障①

昨夜TVのニュースで「ジストニア」について取り上げていました。

「ジストニア」とは体の一部が自分の思うように動かなくなる難治性の疾患のことです。
僕がこの病気のことを知ったのは自分でも思い当たる節があったからです。

ある時から左手の小指に違和感を感じ始め、その内はっきりと分かるように不自由になっていったのです。
日常生活にはほとんど影響が出ません。ピアノを弾く時だけ症状が現れます。

わたしの場合は根が気楽ですから、深く考えずに「これを良い機会に初歩的な練習曲からやり直そう」と思い立ち、毎日少しずつ取り組んでいたら僅かずつですが改善していきました。
プロのコンサート・ピアニストだったら廃業していたかも知れません。

今では、ほんの少し後遺症はあるものの基本練習が功を奏して、前よりピアノの腕は上達したみたいです。(苦笑)
わたしの指の不具合が「ジストニア」であるのかはっきり分かりません。わたしのリハビリが正しかったのかも分かりません。
でも、覚えておいて欲しいのは「誰でもなりえる病気」ということです。

これは、わたしがピアノ講師を再開した理由の一つでもあります。
間違った練習法や運指や姿勢がもたらすリスクを伝えなければと思ったのです。

多くのミュージシャンがこの病気で音楽の道を断念せざるを得なくなりました。
気をつけて下さい。

中村 浩

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