「ピアノを奏でる」ではなく「音楽を奏でる」

TEPPEN という番組をご存知でしょうか?


その番組の中にアイドルや芸能人などがピアノの腕を競うプログラムがあります。
クラシックの難曲を選んでその演奏中に5回ミスタッチをすると強制終了でジャッジさえ受けられません。
番組の企画としては緊張感ある仕立てになっていて楽しめるのですが…

これはピアニストや音楽家が考えたものではない気がします。
音楽の本質を考えればミスタッチは瑣末なものであり、聴く人に何を与えるかが一番です。
寧ろミスタッチのない演奏自体がありえません。
どんな演奏家であれパーフェクトな演奏などないのです。
聴衆の誰一人気づかなくても演奏家だけに分かるミスタッチは人間である限り許されるものであり
またそれこそがピアニストをさらなるトレーニングに向かわせるモチベーションになります。

残念ながら誰一人(コマツというタレントを除いて)ピアノを楽しませてはくれませんでした。
だって弾く人が楽しんでないんですもん。



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